2006年4月29日 J1第10節
浦和レッドダイヤモンズ − 大宮アルディージャ
埼玉スタジアム2002

2( 1-0 )0
1-0
'32 ワシントン
'89 永井雄一郎

  久々のJ1観戦。実は去年の秋、柏・沼南合併記念で柏-C大阪を観戦したのだが、特に思い入れもないチーム同士の対戦にというのに加え、試合もお寒い内容でまったく書く気が起きず。約2年半ぶりの観戦記となりました。
  元埼玉県民としては外せないこのカード。
  大宮はJ2時代にはよく観に行ったし、今でも勝敗が気になる愛すべきチーム。でも、ダービーとなると話は別だ。
  自分自身、この感情に気付いたのはつい最近。去年のダービー第一戦、浦和が大宮に負けたあの試合。あの試合でやっぱり自分は浦和側の人間だということを実感した。

  今年の浦和は優勝候補の筆頭。大宮も大型補強でチーム力はアップしているとはいえ、両チームの差は歴然。前節初黒星を喫した浦和としては、連敗するわけには行かない大切な試合。
  注目の小野伸二は中盤下がり目の位置。序盤は小野がボールに触れる機会も多く、浦和のペース。が、大宮の最終ラインを崩すところまではいかない感じ。徐々に大宮も盛り返してくるが、こちらは完全に単発。怖いのは小林大悟のセットプレイのみといった感じ。
  先に点を取ったのは浦和。前半32分、大宮トニーニョが処理を誤ったボールをワシントンがかっさらい冷静に流し込み先制。前半は概ね6:4で浦和かといった感じで終了。
  前半の途中から、浦和の中盤は流動的で小野、長谷部、山田の3人で頻繁にポジションチェンジ。FW登録になっていた山田が最終ラインにいたりしてちょっと面白い光景だった。これもこの3人のユーティリティプレイヤーが居ればこそなんでしょうな。
  後半に入ると大宮がボールを持つ時間が長くなる。それでも浦和の最終ラインが冷静に対応、危ない場面はほとんど作らせない。膠着状態が続く中、試合が動いたのは、後半35分ごろ。今期の浦和の中盤で獅子奮迅の活躍をしていた鈴木啓太が二枚目のイエローを喰らい退場に。。。完全にボールにいったように見えたプレイだったのにイエロー。ちょっと厳しい判定。これはちょっとやばいと思ったが、逆にバランスを崩したのは大宮。後半ロスタイム、大宮が前掛りになったところを浦和のカウンター。ここまで存在が薄かった永井がワシントンと大宮DFが競ったこぼれ玉をかっさらい、ゴール。キックミスっぽかったけど、大きな大きな追加点。このまま試合は終了。浦和は大きな勝ち点3を手にした。
  小野伸二について。存在感は示したが、まだ7割くらいか。特に後半はボールを持ちすぎていた感じがする。4年前の中村俊輔のように、なにか気負ってる感じがするのはおいらだけでしょうか。
  注目のもう一人、長谷部。相変わらず好調を維持してますな。最近は当たりにも強くなってきた感じ。この試合でも大宮トニーニョに負けてなかったし。ほんと、今が旬なんだけどねぇ。でも、某代表監督はドイツには連れて行ってくれないんだろうなぁ。(ため息)


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