2002年9月21日(土)、22日(日) 喜多方

  昨年、いい思いをした裏磐梯釣行。今年もということだったのだが、裏磐梯の渓は既に禁漁。そこで、裏磐梯のペンション「風来坊」を拠点に喜多方周辺の渓をわにさんと回ってみた。

9月21日
天候:晴れ
気温:23度
水温:14度(大塩川)、12度(O川源流)
  夜中1時、わにさんと出発。高速、会津西街道を快調に進み、5時半には喜多方へ到着。
  さっそく、大塩川へ向かう。既に辺りは明るく、渓を覗きながら入渓場所を探す。最初に入ったのは、北塩原村役場の少し上。石がごろごろとしたなかなかの渓相。軽く食事をとり、釣り開始。が、フライへの反応はいまいち。。。陽が昇ってくると、魚影も確認できるようになった。なかなかいいサイズの魚もいるようだ。とりあえず、魚の顔を見たいということで、ニンフを転がすと、いきなり咥えてくれた。が、、、ウグイ。。。たまにイワナのような魚影も見えるが、咥えてはくれなかった。
  気分転換に大塩温泉下へ移動。が、ここは堰堤とチャラ瀬の連続で、すこし粘ってみたが、魚の気配は全くなかった。ウグイすらも。。。
  時間も9時をまわったので、ペンション「風来坊」へ挨拶がてら、渓の情報を頂きに向かった。このペンション「風来坊」はフライフィッシングの雑誌にもよく紹介され、その道ではかなり有名な宿。オーナーのスーさんも当然、フライフィッシャー。スーさんによると、O川の源流はどうかとのこと。詳しい情報を頂き、出発。途中、お勧め喜多方ラーメンとして教えていただいた、「はせ川」食堂で昼食を取り(魚介系スープが絶品!うまかったっす!)O川源流へ向かった。


  11時半、入渓点へ到着。素晴らしい渓相だ。さっそく、釣りを始める。と、いきなりピチャッと出た。が、かなりのチビ助のようでフッキングしない。何度かチャレンジしていると、横でキャストしていたわにさんにヒット。が、合わせと同時にチビ助が飛んできた。。。(^-^;
  ここは見切りをつけ、釣り上がる。またすぐに反応がある。今度はなかなかのサイズだったが、すっぽ抜け。さらに釣り上がったところで、ようやく20cmほどの綺麗なイワナを釣り上げることが出来た。
 ← O川源流部
     渓相は抜群!
20cmほどのイワナ →
  これはいいかもと思ったが、そこまで。それ以降、釣り上がるも反応はなく、たまに魚影を見かける程度であった。わにさんが仕事の都合で15時から17時まで携帯の電波が入るところにいないといけないので、14時をまわったところで一旦入渓点へ戻ることにした。15時まで入渓点付近でチビ助に遊んでもらい渓を上がった。
 ← 小さな落ち込みをわにさんが狙う
こんな滝が点在している →
 ← 入渓点付近ではチビ助の猛攻に。。。
  とりあえず、携帯の電波が入りそうなところということで、喜多方の道の駅へ向かう。途中、N川やO川、T川の様子を覗き、路の駅到着。そこで17時半まで仮眠。起床後イブニングポイントを探すが、既に人に入られてしまっていたため、N川でちょっと遊ぶ。魚の反応はなく、18時過ぎに初日は納竿とし、ペンション「風来坊」へ向かった。
 
  夜、お酒を飲みながら、スーさんとフライ談義。そこで驚くべき事実が。この日行った源流は漁協の放流は一切ないとのこと。そう、この日釣れたイワナは正真正銘のネイティブだったのだ。これにはおいらもわにさんもびっくり。サイズ自体大きいものは釣れなかったが、ネイティブイワナを釣ったということで大喜びしてしまった。

  結局、この日は前日徹夜ということもあり、22時過ぎには寝てしまった。。。

ロッド     :
Diamondback ClassicTrout  6.6ft #3/4 Original Build
リール    :Marryat Large Arbor M-1
ライン     :ウルトラ3 DT4
リーダー :VARIVAS AIRS TAPERED LEADER 6X 9ft

ティペット:ナイロン 6X
フライ     :エルクヘアカディス#12
              ヒラタカゲロウニンフ #16
 
釣果      :イワナ 3匹
              ウグイ 1匹

 9月22日
天候:曇り
気温:17度
水温:未測定
  喜多方釣行第二日目。この日は7時半起床。思いっきり爆睡して、すっきり目覚めた。8時に朝食を頂き、9時にチェックアウト。向かうは、前日と同じO川源流!途中、コンビニで昼食を購入し、入渓点近くの駐車スペースに10時に到着。が、、、そこには、ちょうど入ろうとしている餌師の姿が。。。泣く泣くここを諦め別の支流へ向かった。。。
  別の支流へ到着、すぐに準備する。川へ降りてみると水がかなり少ない。。。が、まぁまだ何とかなるだろう。小さな落ち込みや流の筋にフライを落としていく。少しすると、でかい堰堤が見えてきた。堰堤下のプールのいている水が動いている箇所にフライを落とす。と、バシャッと出た。が、フッキングせず。その後は二度と反応してくれなかった。減水して警戒しているのだろうか。
  一旦、渓から上がり堰堤上へ行くも、、、川は枯れていた。。。(T-T)
  ということで、別の支流へ向かう。谷が深く、入渓点を探すのも一苦労。杉林を40mくらい下って川へ降りると、こちらは水量もそこそこ、渓相もなかなか。期待をもって釣り上がるが、魚の反応は全くなし。。。杉林を40m登るのがめちゃくちゃ辛かった。。。
 ← O川の別の支流
      水が少ない。。。
  時間も12時。今シーズン最後になるかもしれないのにまさかボーズ?そんな思いが駆け巡る。。。
  そこでわにさんと出した結論は、「餌師の後でもいいから昨日源流へ!」。幸い、餌師の後には誰も入っていないような感じだ。さっそく釣り開始。前日と同じように最初のプールでチビ助が反応してくれる。とりあえず、反応を確認できちょっと安心して釣り上がる。そして、一つ釣り上がった流れ込み。前日、そこそこのサイズが出たがフッキングできなかったポイント。フライを1投、2投、、、フライの後ろで小さなライズがあった。3投目を慎重に流すと、バシャッと出た。今回はしっかりフッキング。ネットに収まったのは23cmの綺麗なネイティブイワナ!わにさんも一つ目の滝の下で20cmほどのネイティブイワナを連発!
  が、前日と同様、調子がいいのはここまで。。。滝の上では渋く、一度フライに出ただけであった。
#その一度の反応の時、空合わせになってしまい、すぐ後ろにいたわにさんを釣っちゃった。。。
   てか、真後ろにいるとは思わなかった。。。ごめんね、わにさん。
   とりあえず、わにさんはリリースしました。当たり前か。
 ← 前日、フッキングできなかった魚
      23cmのネイティブイワナ
O川源流部 →
  結局、前日よりは上まで釣り上がったが、あまり結果も出ず、15時を過ぎたため一度入渓点へ戻ることにした。そして、また最初のプールを攻める。何投かした後、流れの切れ目でフライが吸い込まれた。すかさず合わせると、フッキング。これまた23cmのイワナだった。このプールにはチビ助しかいないと思っていただけに、この一匹にはちょっとびっくり。すげーうれしかった。
これまた23cmのネイティブイワナ →
  その後は入渓点から200mほど下り、そこから釣り上がった。この区間ではチビ助が2匹。17時を過ぎた辺りから、水生昆虫が活発に飛び回っていたがライズは起こらず。17時半近くなり、フライがほとんど見えなくなったため、この二日間の釣行を終えることにした。

ロッド     :
Diamondback ClassicTrout  6.6ft #3/4 Original Build
リール    :Marryat Large Arbor M-1
ライン     :ウルトラ3 DT4
リーダー :VARIVAS AIRS TAPERED LEADER 6X 9ft

ティペット:ナイロン 6X
フライ     :エルクヘアカディス#12

釣果      :イワナ 4匹


  今回、裏磐梯の渓は既に禁漁ということで、喜多方周辺を回ることになったが、結果的に素晴らしい景色の中、素晴らしい魚(ネイティブイワナ)に出会え、大満足の釣行となった。来年は6月か7月にまた「風来坊」を拠点にして裏磐梯&喜多方を贅沢に釣り歩きたい。
  徹夜での出発という強行スケジュール、お疲れ様でした。>わにさん

  おそらく、今回が今シーズン最後(渓流)となると思います。今シーズン、一緒に釣りをしてくださった方、そして相手をしてくれた魚たち、みんなに「ありがとう」です。また来シーズン、よろしくお願いします。
来シーズンこそ尺物釣りたいな〜。
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