2006年9月30日(土)  中央アルプスの渓
  今シーズン最終釣行はミキさんと中央アルプスの渓で釣り&野営!

  この計画が持ち上がったのは約二週間前。ミキさんへ9/16の中央アルプス釣行の結果を報告したときだった。ミキさんから9月末に中央アルプスどう?とのお誘い。恐る恐る嫁さんに話してみると、「最後なんだから行って来れば?」とあっさり許可が降りた。9/16ではデカイのバラシたうえに、台風の影響で野営も断念、消化不良で終わったこともあり、今回はリベンジとばかりに意気込んでの出発となった。

  9/30、深夜2時半、ミキさんと合流。首都高、中央道を突き進み、6時過ぎに目的のゲートに到着。徒歩でも入渓は可能なのだが、かなり時間がかかるため、ちょっとしたアプローチ方法を取る。これを使うとすっごく楽チンなのだ。
←ジンクリアな水
  入渓点には6時半頃到着。河原に野営装備等をデポし早速釣りを開始する。すぐに15cmほどのチビイワナをキャッチ。気分良く釣り上がるもその後はさっぱり。とある堰堤でミキさんが譲ってくれたのでフライを流してみる。う〜ん、出ない。ミキさんにやってもらうと、、、イワナが2,3匹すごい勢いでミノーを追ってきた!が、渇水の影響か、シーズン末期のプレッシャーの影響か、イワナとは思えないようなアタックの仕方。まるでヤマメのようだ。それでもさすがはミキさん、あっさりと尺上をキャッチ!
ミキさんが釣った尺上→
  休憩を交えながら釣り上がる。川の水で淹れたコーヒーがうまい。青空、ジンクリアの水、どれも最高に気持ちいい。ただ一つ、堰堤だけが余計だが。
  魚の反応は相変わらず渋いが、それでもなんとか数尾のイワナをキャッチできた。一度、いや、二度、明らかに尺上の反応があった。一度目は自分でもびっくりするくらい落ち着いて合わせたはずなのに合わせ切れ。二度目はすっぽ抜け。二度目はミキさんに見られちゃった。。。相変わらず成長してませんなぁ。(苦笑)

  その後は魚っ気がまったく感じられなくなり、一度退渓することに。林道に向かいガレ場を登り始めたとき、倒木に怪しい白いキノコがビッシリ生えていた。なんだこれ?と眺めていたら、後ろからミキさんの声。「ナイス!ブナハリタケだ!!」 炒めるとうまいキノコらしい。見た目だけでは判断できないもんですな〜。早速、夕食分を採取し、林道へ。
  荷物をデポしたところまで約1時間、食えそうなキノコがないか眺めながら林道を下る。いろいろなキノコを発見するも、食べられるか判断つかないものばかり。結局、最初のブナハリタケのみだったが、キノコ取りって意外と楽しい。。。ちょっとハマリそうな感じ。

ブナハリタケ
  で、荷物を回収し、テン場となる河原までさらに30分ほど。薪となる流木を集め、テントを設営する。
  そしてイブニング到来。
  途中で出会った地元釣り師との話に花が咲き、釣りを開始するころには辺りは暗くなっていた。堰堤下に狙いを絞り、一気に川を上り、フライを流す。このまま釣れずに終わったら、シーズンオフはあの合わせ切れの夢にうなされるんだろうなぁなどと考えていると、かすかに見えていたフライが消えたような気がした。反射的に合わせると重い引き。尺上であることを直感する。なぜかバラシの不安もまったく感じず、冷静に対処できた。ランディングネットは持ってきていなかったので、足場を確認して砂地にずり上げる。無事、キャッチしたのは悪人顔のオスのイワナ、尺一寸34cm!!
  人生初の尺物(C&R区間とかのは除く)。しかも、シーズンの最後の最後に。9回裏2アウトからからの逆転サヨナラホームラン。いや、フットボーラーとして言うなら、ロスタイムの同点、逆転ゴールといったところだ!!
  もうこれで十分。今シーズンはこれで納竿とすることにした。
  程なくして、ミキさんも到着、祝福の言葉を頂いた。
←34せんち!!
   人生初の尺上!!
  暗闇の中、テン場へ戻り、火を焚く。今夜のディナーはイワナの刺身とブナハリタケのソテー!まずはビールにて乾杯。初めて食べるイワナの刺身とブナハリタケ。イワナの刺身のほんのりとした甘み、ブナハリタケも独特の食感、どちらも最高にうまい。
  焚き火を囲み、釣りのこと、レッズのこと、話は尽きない。ふと空を見上げるとそこには満点の星。こんな贅沢はないなぁ〜。寝るのが勿体ないくらいだ。
  それでも23時、惜しみつつシュラフにもぐりこむ。
  最高の夜はゆっくりとゆっくりと更けていった。。。

イワナの刺身

ブナハリダケのソテー

焚き火ってなぜか落ち着くよね

  10/1、8時半起床。
  すでに禁漁期となり目の前の川では釣りは出来ない。少しばかりの寂しさを感じる。
  ブレックファーストはイワナのヅケ丼!これがまたうまいのなんのって。朝からまた贅沢なメニューだ。
  コーヒーを飲んだり、しばしまったりとした後、撤収にかかる。ちょうどザックに詰め終わったところで空から雨が落ちてきた。
  テン場からゲートまで約1時間の徒歩。途中、雲の切れ間からは雄大な南アルプスがその頂き見せてくれていた。
←イワナのヅケ丼!

  今回の釣行はミキさんにお世話になりっぱなしでした。釣り場の案内から、食事までまさにおんぶに抱っこ。本当にありがとうございました。
  次に行くときにはもう少し役に立てるよういろいろ覚えていきますんで、またよろしくお願いします!


  最後に、、、今シーズンも事故なく過ごせてほっとしています。
  最後の最後に念願の尺にも会えましたし、充実のシーズンでした。これもご一緒してくださったみなさんのおかげだと思っています。本当にありがとうございました。
  そして何より、いつも快く送り出してくれた嫁さんに感謝感謝!!

  また来シーズンもよろしくお願いします!

  といいつつも、あと一回、、、シャロム辺りに行きそうな気もする。。。(笑)

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