2008年4月5日(土)  世附
 解禁から一ヶ月。
 会社のから新人教育やれ(しかもタダで)とか、資格とらないと昇給しないぞという脅しのような無茶振り(怒)と娘のロタウィルス感染(その後、嫁にも拡大)のおかげで全く釣りに行けず。いやー、長かったなぁ。

 エッグ兄さんと合流し、首都高東名を乗り継ぎ、浅瀬のゲート到着はなんと3時前。当然、まだ真っ暗ですわ。が、束の間、轟音をとどろかせてコバさん到着。いい大人が3人もこんな時簡に何やってるんでしょうねぇ。
 そそくさと準備をし、漁協小屋へ向かう。少ししたら今度はK海さんがやってきた。その後も続々と世附の常連さん達が集まり始めた。まったくもって、いい大人がこんな時間に・・・以下略。

  4時の声を聞き、一斉に林道を歩き出す。予報ではかなり暖かくなるというはずだったが、鬼のように寒い。予報を信じきって防寒具はレインウェアだけ。。。寒さに耐えつつ(耳の奥が痛くなりました)、ひたすら歩く。途中、何度か休憩を入れ、2時間半。やっとこさ目的の沢に到着。
 水を汲み、コーヒーを淹れ、一服。谿の片隅で味わうコーヒーって何でこんなにうまいんでしょうね。
 しばらくまったりとした後、隣の沢へ入るエッグ兄さんと別れ、半年ぶりの谿に降り立つ。今日はエッグ兄さんお気に入りの沢を釣らせてもらうのだ。
 ロッドをつなぎ、リールを装着、ティペットを足して、#16のカディスを結ぶ。水の冷たさを感じつつ、谿の匂いを感じつつ、フライを投じる。やっとシーズンインしたんだなと実感がわいてきた。数投後、水面を流れていたフライがピチャッという音ともに水中に吸い込まれた。合わせとともに吹っ飛んできたのは3寸ヤマメ。これを今シーズンの一匹目にして良いのか迷いつつ、同じようなサイズを数匹追加。しょうがないので、渋々最初の3寸を今シーズン一匹目に認定することとし、釣り上がる。
 陽も差し始め、さらに反応も良くなり、徐々に釣れるサイズも大きくなってきた(といっても5寸、6寸がメイン)。これは果たして炸裂と言ってよいのでしょうか?
 
 このサイズに飽きてきたころ、ようやく浮いた7寸サイズを発見。慎重にフライを投じるも、すっぽ抜け(泣)。その後は浮いている良型も増え、なんとか7寸を数匹と美形8寸をキャッチ。5寸6寸は数え切れず。。
 あまりの反応の良さにスタスタ釣り上がってしまい、ふと気付く。隣の沢を釣ってるエッグ兄さんが途中でこっちの沢へ合流するんだった!
 遠くに滝のようなものが見えるし、この辺で止めて、兄さんを待つことにする。朝の寒さも嘘のように暖かく、本当に気持ちがいい。兄さんが来るまで岩の上で一眠り。
 程なくして兄さん到着。「こんな上まで来ちゃったの!?」
 すいません、来ちゃいました。。。

 豪勢にカップラーメンとおにぎりで昼食。食後のコーヒーを飲みながら、状況を聞く。兄さんの方も7寸、8寸をキャッチし、炸裂だったそうな。
 腹も膨れたところで釣り再開。兄さんと交互に釣り上がる。途中のプールで二人とも美形ヤマメをキャッチし、さっき見えた滝の下まで到着。
「ここが魚止めだから!」
やっぱりここが魚止めでした。。。(汗)
結局、兄さんと一緒に釣り上がったのはほんの少し。
ほんっとすみません、つい勢いでどんどん上まで登っちゃっいました。
 
 「まだ魚は浮いているから竿を出しながら下って行きなよ。」という兄さんの声にありがたくうなづきつつ、引き返す。途中、良型が浮いているのを発見、フライを流すもどこかへ行ってしまった。そこから一歩前に足を踏み出したところで、ズルッと。幸い身体はなんともなかったが、ロッドティップが。。。ということで、釣り終了〜。
 調子に乗って釣り上がりすぎた罰ですかな。

 その後は浮いている魚を指を加えて眺めつつ、入谿点まで。撤収の準備を整え、長い長い林道帰り道の始まり。
 途中でヤマガカシの交尾(1匹のメスに数匹のオスが絡み合うとってもグロい構図)を見つつ、水溜りのオタマジャクシを哀れみつつ、ゆっくりゆっくり歩を進める。が、ほんっと長い。というか、遠い。タクシーでも通りかかれば間違いなく乗っちゃうなーなどと話しながら、2時間半。ようやく浅瀬のゲートに到着。
 兄さん曰く、往復20km、釣りもしてるから22,3kmは歩いてるんじゃない?だって。いやー、よく歩いたなぁ。
 今シーズン一発目。ドライフライでの釣りを満喫できました。しかも年に一回あるかないかの炸裂日。もう少しサイズが出ればという思いもありますが、そこまで贅沢は言うべきではないですね。エッグ兄さんお気に入りの沢はとにかく魚影が濃くて、谿相も抜群、兄さんがほれる理由が分かった気がします。
 いろいろとありがとうございました。また行きましょうね!

Fishing Report 2008に戻る

inserted by FC2 system